2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『昭和三十年代主義ーもう成長しない日本』を読んでみて

■昭和三十年代主義とは 前回のエントリーで少しふれた、『スローライフ』というタームは、私としては結構気に入っていたのだが、あっというまに消えてしまった印象がある。だが、言葉自体の消長とは別に、この言葉が象徴する意識や思想はけして一時的なもの…

日本の最大の課題は『高ストレス社会』からの離脱だと思う

■『『何も選ばない』生き方のすすめ』への注目の高さ 宗教人類学者の植島啓司氏の、NB onlineへの寄稿文である、『『何も選ばない』生き方のすすめ』「何も選ばない」生き方のすすめ:日経ビジネスオンラインは、私もタイトルにひかれて読んでみて、大変面白…

インターネットの本質を理解した企業は不況でも成長する

■web2.0のコンセプトにある魅力を改めて評価してみると 前回のエントリーに続き、『web2.0のもたらしたコンセプト、無料経済のインパクト等のコアの部分は、苦難の時代を乗り切るコア・エッセンスとなっていく可能性がある』、とはどういうことなのか、具体…

どんな不況が来てもweb2.0のエッセンスは死にはしない

■米国IT企業で始まっているレイオフ 米国では金融不況の影響はすでに実体経済の不況へと移行しつつあり、IT企業周辺でもレイオフが始まっている。slashdotがピックアップしている企業名で見ても、早々たる企業名が並んでいる。規模もかなり大きくなって来て…

梅田望夫氏Twitter発言について遅ればせながら一言

■梅田望夫氏の発言 梅田望夫氏のTwitterでの発言から火がついて、ちょっとした騒ぎになっている。今回の梅田氏発言の発端となったのは、水村美苗氏の『日本語が亡びるとき』*1を紹介するエントリーに対するはてなブックマークのコメント欄(はてなブックマー…

日本の自動車産業の強さはIT電気産業には移植できないと心得るべき

■夏野氏のお話を聞いて 11/6に一日だけ、THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2008(NCC2008)*1 のセミナーを聴講した。司会のカリスマベンチャーキャピタリストの伊藤穣一氏のお話や、元NTTドコモで、現ドワンゴ顧問の夏野剛氏のお話等、非常に興味深かったので、…

あらためてあまりに米国に傾斜しすぎることのリスクについて語る

■驚くべき日本の低姿勢 若干旧聞の類になるが、日本国内でのアメリカ兵の犯罪に関する、『日米地位協定』に関して、沖縄タイムスに注目すべき記事が出て話題になった。1962年12月から1963年11月にかけての1年間に、日本国内(復帰前の沖縄は含まれていない)…

『日本人にはもう売るな!』を読むと元気が出る

■海外ECのすすめ なかなか刺激的なタイトルだ。『日本人にはもう売るな!』というのである。日本人にはもう売るな!ネットで世界進出する方法 (PHPビジネス新書 70)作者: 菅谷義博出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/09/19メディア: 新書購入: 26人 ク…