2015-01-01から1年間の記事一覧

『八紘一宇』発言に鈍感であってはならないと思う

■唐突に出て来た『八紘一宇』 先週、久々にぞくっと悪寒が走るようなニュースがあった。元女優で自民党の政治家である三原じゅん子氏の発した一言に思わず体が敏感に反応した。『八紘一宇』がその一言である。 この言葉の意味は、ブリタニカ国際大百科事典の…

『激変の時代』にも読んでもらえる記事を書き続けるために

■誰もが話題にし始めた人工知能 昨年来、人工知能のことを何度か取り上げて書いて来たが、この一年間で書籍も、雑誌やネット記事も爆発的に増えた。NHK等テレビでも度々取り上げるようになった。日本だけではない。海外でもこのトピックを目にしない日はない…

インターネットの遠心力と求心力/世界を正しく理解するために

■第三の産業革命 先日、カドカワインターネット講座の第10巻『第三の産業革命 経済と労働の変化』*1が発売されたので、早速読み始めたら、あっという間に読みおわってしまった。興味深い論点もたくさんあって、必ずしも簡単な内容の本ではないと思うが、自分…

人工知能に対抗する『人間ならでは』を探求する

■川上氏の危機意識 (株)KADOKAWA・DWANGOの川上量生会長はこのところ人工知能に強い関心を抱いていると見えて、自分で研究するだけではなく、研究所を設立するなど、人工知能が席巻するであろう未来への対処方法を真剣に考えている様子が伺える。そして、…

日本の自動車会社に迫る危機は並大抵ではない

■アップル社の自動運転への参画 2月7日付けの日経新聞電子版に、アップル社が『車を自動運転する技術の開発に入った』との報道があった。アップル社と自動車の関係については、CarPlayという、iPhoneを車のインターフェイスにして、かつ、車のテレマティク…

『生きることの意味』について考え直してみるべき時が来ている

■衝撃を受けた貧困の実態 タイトルが気になって、つい手にとってしまった『最貧困女子』*1という本だが、自分でも意外なほど、あっという間に読んでしまった。昨今、日本でも貧困層が拡大して来ているということは情報としては知っているつもりだったが、そ…

イスラムの激震が示唆する現代日本の議論に欠けているもの

■『テロ』『イスラム』が本年のキーワード? 2014年の10大潮流について昨年末にまとめて*1、その第一にあげた『人工知能元年/進むデジタル革命』を受けて、年初には、2015年は『テクノロジー・ドリブンの世界に備えるべき』と書いた*2。2015年以降はテクノ…

テクノロジーの進化が問う/人間とは何を意味するのか

■先週の記事の意図 先週は、2015年以降、どんな職種であれ、ビジネスの現場にいるビジネスパーソンにはテクノロジーの進化の影響が怒濤のように降りかかって来るようになるので、これと正面から向き合って自分の立ち位置を据え直すことは不可避であるという…

テクノロジー・ドリブン(技術駆動型)の世界に備えるべき2015年

■中長期の展望における初年度 昨年とは事情は違うが、本年も少々ブログの書き初めが遅くなってしまった。その代わりに、他の人の年頭所感や、2015年予測等を沢山読んでインプットすることができた。それぞれ興味深いし、しかも、いつになく良記事が多い気が…